東京で始めて土地を購入しようとお考えの方は、色々な面で気を付けなければならない事があります。
ちょっとしたコツや注意点を守ることで、自分の理想の土地を見つける事ができるのです。
こちらでは、東京で土地を探す方法や坪単価、土地を探す時の注意点についてご紹介します。
記事の目次
東京で土地探しをする方法
東京都を含む首都圏は、人口密度が世界一を誇っていて、東京都の人口は約130万人、日本人の10人に1人が東京に住んでいる計算になります。
東京都に住んでいる人の1戸建て住宅比率は28%程ですが、夢のマイホームを東京に持ちたいという人は少なくありません。
そんな東京で土地探しをするにはどのような方法があるのでしょうか?
こちらでは、東京で土地探しをする時の方法についてご紹介します。
住みたい地区を限定する
東京で土地探しをされている方が、最初に探し始めるのが東京23区内です。
交通アクセスも良いですし、都心でお仕事をされているならば通勤にも便利になります。
東京23区と言っても結構広いので、住みたい地区を限定すると土地探しには便利です。
通勤場所などから鉄道の沿線の土地を探す事も多いですので、路線図や地図などを見て確認しましょう。
価格相場などで住みたい地区を限定する人がいますが、高いと思っていた場所に様々な理由でかなりお得な土地がある場合も見られます。
あきらめずに探す事が東京の土地探しでは重要です。
予算に応じた土地を探す
東京で土地探しをする時に、一番重要なのが予算です。
特に、初めて土地探しをされる方は、どれ位の予算で探せばよいのか漠然としていることも多いです。
そんな方は、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談されてから予算を決めると良いでしょう。
FPは、年収や支出、家族構成などから土地や家を購入する資金がどれ位まで用意できるか計算してくれます。
自分で適当に予算を立てて、予算額ギリギリで土地や家を購入すると、後からローンを返済できなくなることも多いので、気を付けなければなりません。
大手住宅メーカーや不動産業者などでは、FPを紹介される事がありますので、利用してください。
予算が決まったら、必ず予算内で購入する事ができる物件を選ぶ事が重要です。
いくらまでの土地、という風に決めてから探してください。
ネットで土地探しをする
東京の土地探しをされる方は、ネットを利用する事が多いのではないでしょうか?
土地や家を探す年代は、30代から50代のファミリーが多いので、ネットだと短時間で土地探しができ便利です。
ネットには、様々な不動産業者もありますし、土地探し専門のサイトもあります。
面倒くさいから1か所だけで探すのではなく、ネットの機能を使い、複数の土地を比較できるようなサイトがおすすめです。
大手だけではなく、地域の不動産業者の土地探しも探してみましょう。
東京で土地探しをする時のコツ
東京で土地探しをする時、どのようなコツがあるのでしょうか?
特に、地方から東京に出てきて土地探しをしている方は判りづらい事も多いです。
こちらでは、東京で土地探しをする時のコツについてまとめてみました。
ある程度の妥協をする
東京で土地探しをされる方は、ある程度の年収があり、生活レベルも高い人が多いです。
しかし、実際に様々な条件を上げてみると、条件に合うような土地が無い事に気がつきます。
予算をオーバーするか、ある程度、妥協するしかない状況になることも多いのです。
この時、無理して予算をオーバーするのはおすすめできません。
今、ではなく先々何が起こるか判りませんので無理の無い範囲内で土地探しをすることが、未来の家族を守ることになりますし、自分の為にも重要です。
表に、土地探しの条件を色々記入してみて、妥協できる条件を消去法で消していくとある程度まで予算を落とすことができます。
東京で土地探しをするという事は、他の地域と比べると妥協が必要だという事を理解しましょう。
何度も現地を見に行く
東京で土地探しをする際に失敗した人の口コミを見ると、現地に何度も行っていないという人が多いです。
多忙なので、条件だけで土地探しをしてしまうのですが、土地を購入してから、後悔する事も少なくありません。
不動産業者では判らないような状況も、現地に何度も行くことで判る場合がありますので昼間も夜も行ってください。
特に、昼間しか現地に行ったことが無い方は、住んでみてから街灯が無く、薄暗くて危険だと感じる場合があります。
夜になると騒音を発するようなお店があることも考えられますし、近所の犬が一晩中吠える事もあるのです。
昼間もできれば平日と土日に行ってみましょう。
一生、そこに住み続ける土地になるかもしれませんので、簡単に購入せずよく観察する必要があります。
家付きの土地が良い場合も多い
東京の土地は更地だけ探すと条件が合う土地を見つけるのは難しいです。
しかし、視野を変えて、家付きの土地を探してみるのも良いでしょう。
土地だけが欲しいので、家の築年数は古ければ古い程価値が無く土地代に加算されていません。
家の解体費用が必要になりますが、それでも更地より安くて良い条件の土地が増えるのは確実です。
家が付いていても解体すれば済むことなので、そういう物件も探してみると穴場の土地が見つかることがあります。
東京23区で土地探しをするには?
東京で土地探しをするなら、23区内に決めている人が多いのではないでしょうか?
しかし、東京でも最難関の土地探しになることは間違いありません。
23区内で土地を探す時のポイントや良い土地を買う交渉術をご紹介します。
東京の坪単価について
東京で土地探しをされる方は、坪単価を把握しておいた方が良いです。
なぜなら、自分が住みたい地域があったとしても、予算の都合でどうしても無理という事があるからです。
例えば、東京で坪単価が一番高いのが中央区ですが、1坪で1,800万円以上が平均です。
一般的な戸建て住宅なら30坪から40坪必要ですので、30坪として土地だけで5億4千万円かかります。
10坪以下で建てられる狭小住宅を作る人もいらっしゃいますが、10坪でも1億8千万円です。
足立区になると坪単価が110万円程なので、かなり購入しやすくなります。
東京は23区でもエリアによってかなり坪単価が異なってきますので、よく比較して探す場所を決めてください。
人気エリアにこだわらない
東京で土地探しをする時に人気エリアにこだわる人がいます。
希望を持つのは大切な事ですが、理想と現実はちがうこともあるので人気エリアにこだわると土地が高くなると思ってよいでしょう。
ちなみに、人気駅ランキングでは吉祥寺・自由が丘・三鷹などの駅周辺に住みたいという人が多いです。
人気エリアになると、世田谷区・目黒区・文京区となります。
こちらの地区で土地探しをするのはよほど時間をかけないと難しいかもしれません。
人気エリアにこだわらず、予算内で無理なく買える土地の方が返って良い事もあるので検討して下さい。
ネットだけではなく不動産業者も周る
東京で土地探しをされる方におすすめなのがネットだけではなく不動産業者を周る方法です。
不動産業者のホームページを見ると、更地などを紹介しているページがありますが、これは持っている物件の全てではありません。
実は、ネットに載せていないような土地もかなりあります。
特に、売り出されたばかりの土地は、とても条件が良いのにネット掲載されていない事も多いです。
不動産業者を巡るとこのような土地に出会える可能性が増えますので試してみてください。
東京で土地探しをする時の注意点
東京で土地探しをする時にはいくつかの注意点があります。
以下の注意点を参考にして土地探しをしてください。
大手不動産業者に限定しない
土地探しをされる方には大手不動産業者に限定する人がいます。
確かに高い土地を探すのですから大手不動産業者は安心です。
しかし、大手でない不動産業者でも条件の良い土地を売っていることがありますのでそちらも探してみる事が重要になります。
選択肢が増えますので大手不動産業者に限定されない事がおすすめです。
土地価格の交渉は慎重に
東京で良い土地を見つける事ができたのに土地の所有者との交渉に失敗して購入する事ができなかったという事がよくあります。
どうして、交渉に失敗するかというと値下げ交渉などで、自分の条件を通そうとするからです。
東京の土地は売り手市場だという事を頭に入れておいてください。
どんなに好条件の土地で欲しくても所有者が売らないと言えば、その土地は買えません。
無理して安くしてくれという人に売らなくても、買いたい人は東京の土地の場合いくらでもいます。
不動産業者に確認するのは良いですが、所有者に値下げ交渉などをしない方が無難です。
土地の引き渡しを受けるまでは慎重に言動も行動もとらなければなりません。
まとめ
東京で土地探しをする時の注意点は、様々な要素があります。
誰でも理想とする暮らしがありますが、なかなか思うような価格や場所にならないのが東京の土地探しです。
人口密度が高い分、良い土地はほとんど売れてしまっているのが現状です。
それを打破するためには、コツを駆使して探す事が重要になります。
短期間で条件に合って価格もそれなりの土地を見つけるのは難しいですので、気長に土地探しをしてください。