人生の中で1番大きな買い物とされています不動産購入ですが、いざ購入するとなるとどのような流れで購入していくのか分かりづらい時が出てきます。
購入の意思を表しますとものすごい勢いで、進んでいきます。今どの段階なのかを理解できるようにしたほうがいいですよね。
今回は、不動産購入の流れと注意点、税金や仲介手数料などの諸費用について紹介していきます。
記事の目次
不動産購入の流れと注意点
まず不動産購入の流れについてです。
資金計画を練る
まず、不動産を見学にいく前に購入資金の計画を練りましょう。
購入代金だけでなく、引越し代、税金、仲介手数料、管理費、保障料など購入代金以外にたくさんのお金がかかります。
自己資金がいくらあるのか、ローンの返済額は大丈夫かをしっかり考えて計画を練りましょう。
計画を練って大丈夫な金額が計算できた時点で不動産の見学にいくことにしましょう。
注意点は、無理な計画を立てないことになります。毎月の支払額を考え、子供がいる家庭では子供が成長するにしたがってかかるお金が変わってくるので生活費が足りないというようにならないように計画を立てましょう。
購入相談、現地見学
新築のマンションや新築の一戸建ての家であれば、モデルルームが必ずありますので、家族で1度見学にいきましょう。
現地で見学できる場合は、駅までの距離や時間を計りましょう。
さらに平日と休日、昼と夜両方で見学できれば、より人通り、通勤時の混雑具合がわかります。
注意点は、1回見学しただけで決めないようにしましょう。
気になる点がある場合、必ず不動産会社の方に気になる点が無くなるまでしっかりと聞きましょう。
不動産売買契約を結ぶ
家族全員で物件が気に入った場合は、契約という流れになります。
しかし、すぐに契約というわけではなく、契約する前に購入申し込みをした後で契約という流れになります。
購入申し込みをした後にするこ
・住宅ローン事前審査
住宅ローンを使う場合は、住宅ローン事前審査があります。
購入契約をした後ローンが通らないということが無いように事前に民間の銀行で審査します。
1ヶ所で審査が否決された場合は、違う銀行で事前審査をしてもらえます。
審査に合格した場合に次に進むことができます。
・契約前の重要事項説明
契約する前に宅建士による不動産についての説明と重要事項の説明があります。
しっかりと聞いて納得した場合、契約に進んでいきます。
不動産売買契約を結んだ後、手付金を支払います。
手付金は、売買価格の1割程度です。
しかし、不動産会社によっては金額が決まっているところもあります。
注意点は、手付金がどうなるのかをしっかりと聞いておきましょう。
返ってくる場合と返って来ない場合があります。宅建士の方にちゃんと聞いておきましょう。
住宅ローン契約
不動産売買契約を締結した後にすることになります。
事前審査で合格していますので、本審査もかなりの確率で大丈夫です。
事前審査の後に金融事故を起こしているなどがない場合は、すぐに審査は終わって契約ということになります。
注意することは、ローンの審査の前に仕事を辞める、金融事故を起こすなどのないようにしましょう。あまりないと思いますが…。
残代金の支払い
手付金以外の残りのお金を支払います。
住宅ローンは、直接支払われますので、頭金の残りや仲介手数料、住宅購入に司法書士も介入しますので司法書士の報酬も清算します。
注意することは、仲介手数料、司法書士の報酬は現金になりますので事前に資金の準備を怠らないようにしましょう。
引越し準備、引越し
残代金を払った時点で鍵の受け渡しが行われます。
引越しの準備をしましょう。
全てを引越し会社に頼むか、荷造りは家族で行うかで料金が変わってきます。
入居できる日に合わせて引越ししましょう。
注意点は、今現在住んでいる場所の退去する日を区切りのいい日にしておきましょう。
1日でも過ぎてしまいますと1ヵ月分の家賃がかかってしまいますので、もったいないです。
確定申告
購入した後、入居した翌年になりますが、住宅ローン控除や税金の申請をしないといけません。
不動産を取得した場合、不動産取得税がかかります。
住宅ローン控除が適応されますと所得税がかなり軽減されますのでお得です。
注意することは、確定申告を忘れないことです。
会社に勤めている方は、会社で行うのですが、申請にプラスして書類などを提出する必要がありますので、忘れないようにしましょう。
自営業の方は、全て自分で行う必要がありますので絶対に忘れないことが大事です。
不動産購入における諸費用について
不動産購入には、様々な諸費用がかかります。
仲介手数料
不動産会社を通して不動産を購入した場合にかかります。不動産の売買代金によって金額が変わります。
- 200万円未満 売買金額×5.4%
- 200万円以上400万円未満 売買代金×4.32%+21600円
- 400万円以上 売買代金×3.24%+64800円
となっています。
自分がどの金額になるかも知っておきましょう。
保証取扱手数料
住宅ローンを借りる時に発生する手数料になります。
残代金支払い時に支払います。
銀行によって手数料が変わってきます。
大体32400円ほどかかります。
保証会社の保証料
住宅ローンを借りた時に発生する時の保障料です。
住宅ローンの金額、期間、銀行によって違います。
団体信用生命保険料
住宅ローンを組んでいる方に万が一のことがあった場合のための生命保険です。
万が一のことがあった場合、残債務がその生命保険から支払われる生命保険になります。
銀行によって金額が違い、無料の銀行もあります。
管理費、修繕積立金
マンションを購入した場合に日割り計算されるものです。
区切りの日に入居した場合は、かかりません。
入居した日が、区切りの日でなければ入居した日に日割り計算で現金で支払います。
さらに税金もかかります。
印紙税
不動産売買契約書、住宅ローン契約書にはる印紙の金額です。
不動産の購入価格、ローンの金額、期間などによって変わります。
登録免許税
不動産を取得して登記をするときに発生する手数料です。
不動産の価格によって違います。
軽減措置もありますので、仲介する不動産会社や司法書士に聞いてみましょう。
固定資産税
毎年確定申告した後にかかる税金になります。
取得した時には、その年の分を日割り計算で支払います。
不動産の価格×1.4%が総額になり、その金額を365で割り、日数をかけた金額になります。
都市計画税
土地や建物にかかる税金です。
毎年、確定申告してから金額が決まります。
不動産を取得した時は、日割り計算で納めます。
金額によって税率は、違いますが上限は0.3%です。
不動産の価格に0.3%をかけて365で割り日数をかけた金額が初年度支払う金額になります。
不動産取得税
不動産を取得した時にかかる税金です。
不動産を購入した後、通知が来ますのでその通知書が来てから支払います。
不動産の価格によって金額が違います。
軽減の申請も出来ますので、仲介会社にどのようにすればよいのかを相談してみましょう。
まとめ
いかがでしょう。
人生で1番高い買い物だと思われますが、計画をしっかり立てて購入しましょう。
失敗することのないように何回も何回も見直し、家族で相談、さらに不動産会社に相談しながら購入しましょう。
最後の最後まで使う家ですので、しっかりと考えて購入することが大事です。