中古マンションを売りたいという人はたくさんいらっしゃいますが、なかなか売れないとお考えの人も多いです。
どうして中古マンションが売れないかというと、それなりの理由があるからです。
なぜ?自分のマンションが売れないのか?売れる為の方法についてもご紹介します。
記事の目次
中古マンションのデメリット
売れない中古マンションで悩んでいるなら、まず、何が原因で売れないのか考えてみましょう。
理由が判れば改善することで中古マンションが売れるようになるかもしれません。
中古マンションのデメリットについてご紹介しますので、あてはまることが無いか?考えてください。
中古であるということがデメリット
中古マンションは、どうしても「中古」という言葉がつきまといます。
新品のマンションの場合、問題が無くても、中古マンションだからという理由で対象外になることも多いのです。
例え、1年しか住んでいないマンションでも中古には変わりありません。
しかし、住んでいた期間が短いとか、築年数が新しいならば、そこを強調することで売れる物件に変わることがあります。
中古だという事自体がデメリットではありますが、逆に中古でも優良物件であることをアピールしましょう。
耐用年数が短い
中古マンションは、新築のマンションに比べると耐用年数が短いです。
一般的に、マンションの耐用年数は30年から40年だと言われていますが、すでに築10年を超えている中古マンションの場合、残りの耐用年数が20年から30年という事になります。
築30年を超えると、大規模修繕しないと住めないですので、築年数が古い程、購入しなくなるのです。
売ろうとしている中古マンションの築年数をよく考えて売値を付けないと売れない原因になります。
故障や修繕が多い
中古マンションには、部屋だけではなく給湯や水回りのトイレ、台所など備品や機械類がたくさん設置されています。
これらの設備は、多くの場合、5年から10年で寿命が来るので、築10年を超えているような場合、故障があったり、修繕が必要だったりするでしょう。
中古マンションを売ろうとお考えならば、そのままで売るよりも、最低限、水回りなどの修繕やプチリフォームを行った方が良いです。
特に中古マンション購入時には、その辺りを重点的に見る方が多いので、風呂・トイレ・台所の主要部分は、故障や修繕が無い状態にしておかないと売れません。
リッチは良いけど、設備がイマイチで売れないケースもありますので気を付けましょう。
資産価値が低い
中古マンションは、新築マンションに比べると資産価値が低くなります。
築年数にもよりますが、同じ立地で間取りが一緒でも築年数が経っていれば半額程になっていることもあるでしょう。
中古マンションを売ろうと思っても、場所によっては売りに出されている中古マンションが多く資産価値が更に下がっている所もあるのです。
新築マンションに比べれば、どうしても価格が下がってしまうため、住み替えなどで中古マンションを売ろうとしても売れないこともあるでしょう。
購入した時の金額と同じくらいで売りたいと思っても、現実的には難しいことが多いのです。
中古マンションが売れない理由
中古マンションが売れずに時間が経っているようならば、売れない理由をまとめて改善することが重要です。
こちらでは、なぜ?中古マンションが売れないのか?理由をご紹介していきます。
価格が高すぎる
中古マンションが売れない理由で、一番多いと言われているのが価格の高さです。
例えば、5千万円で購入したマンションを売る場合、不動産業者に査定してもらい売主が価格を決めます。
3千万円位で売りたいと希望しても、相場が2500万円ならば当然売れません。
近隣の中古マンション価格などを参考にして価格を決めることはもちろんですが、場所によっては物件が多すぎて価格競争が起こっている場合もあります。
まずは、周辺調査をしてみて、「売れる」価格を付けることが大切です。
不動産業者が悪い
中古マンションを売る場合、不動産業者と媒介契約を行う人が多いですが、3か月経っても売れる気配が無く、半年経っても物件が売れないなら、不動産業者が悪い場合も多いです。
不動産業者も様々で、中古マンションの販売が上手な所もあれば、そうでない所もあるのです。
運悪くそうでない不動産業者と契約している場合、いつまで経っても中古マンションが売れないことがあるのです。
不動産業者の売買方法等も確認した方が良いことも多いです。
立地条件が良くない
中古マンションの売れない理由で、価格が高すぎる他に、立地条件が良くないというのも多いです。
立地条件が良くない理由には次のようなものがありますので確認しておきましょう。
- 駅やバス停から遠くアクセスが悪い
- 北向きなどで日当たりが悪い
- 小中学校などの通学が遠い
- 公園などが近くに無い
- マンション周辺の環境が良くない
- スーパーなどが近くに無い
中古マンション購入を考えている世代は、子育てファミリー世代、中高齢者が圧倒的に多いです。
このようなファミリー向けの中古マンションは、立地条件で選ばれます。
どんなに安くても立地条件が悪い場合、マンションが売れない事も多いでしょう。
マンション自体は築年数が新しいのに売れない場合、立地条件が悪いという物件もたくさんあるのです。
間取りや設備が古い
特に築年数が古い中古マンションの場合、間取りの悪さや設備が古く売れないという事もあります。
築10年以上の中古マンションには、細かく間取りを取って、リビングが狭いという物件も多いです。
皆が集まるリビング部分は広い方が好まれる為、リビングが狭いというだけで売れないこともあるでしょう。
また、トイレや台所、お風呂など生活に欠かせない設備が古く使いづらいと感じると売れないというケースが多いです。
女性が気になるような水回りの部分が汚くても売れませんので築年数によっては交換などをしないと売れないこともあります。
中古マンションを売る為の方法
中古マンションを売れないと嘆いているより、売る為の方法を試してみた方が良いです。
ちょっとした工夫で今まで売れなかった中古マンションが短期間で売れることもありますので、その具体的な方法をご紹介します。
不動産業者を変えてみる
中古マンションが3か月以上売れないならば、不動産業者の対応が悪いせいかもしれません。
不動産業者でも、中古マンションの売買が得意でない所もあるのです。
このような業者にお任せしてもなかなか中古マンションは売れません。
中古マンション売買で実績がある不動産業者に思い切って変えてみるのもおすすめです。
案外、業者を変えたら早い段階で売れることもありますので試してみましょう。
思い切った値下げをする
中古マンションが売れない原因で多いのが、販売価格が高すぎるというものです。
現在、中古マンション市場は大きく膨らんでいて、一般的な価格では売れなくなっています。
いつまでも中古マンションが売れないと、固定資産税などをずっと払い続けなければなりません。
不良物件になる前にできるだけ早く売りたいなら思い切った値下げをしてみましょう。
リフォームしてみる
中古マンションで売れない原因には、築年数が経っていて、部屋や設備が古くなっているという事も多いです。
中古マンションといえども自分の理想に近い部屋に誰でも住みたいでしょう。
マンション自体をどうにかすることはできませんので、ある程度のリフォームをしてみると売れる物件に変わります。
壁紙や水回りなどの設備などを交換するプチリフォームや間取りなどを大きく変えるリフォームを中古マンション売買の時行う人もいます。
間取りを変えるのは大変ですしお金もかかりますので、最低でもプチリフォームなどを行うと売れる物件になるかもしれません。
まとめ
中古マンションは、住み替えや買い替えなどで市場規模が大きくなっているので、以前のように値下がりしない物件ではありません。
立地条件や共有設備が優れているとなかなか値段を下げたくないという人もいらっしゃいますが、よほど特徴があったり、値段がお手頃だったりしないと売れない中古マンションも多いのです。
特に住み替えなどでは2重ローンになることもあるので中古マンションが売れない事を楽観視しないようにしましょう。
不動産業者のアドバイスを聞きながらリフォームや値下げなどに踏み切ることで売れる物件に変えることも可能です。