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不動産売却における仲介と買取の違いってなに?どこよりも詳しく解説します!

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不動産売却における仲介と買取りの違いってなに?どこよりも詳しく解説します!

不動産売却は、人生の中でもそんなに多くない為、仲介と買取りのどちらが良いのか迷う事もあります。

こちらでは、不動産仲介と買取りの違いやメリットとデメリット、事例を交えながらそれぞれの物件や売主によってどちらが良いのかという事をご紹介しています。

個々の不動産などでどちらが良いのか異なりますので、後悔しないためにも、よく比較して決めるのが良いでしょう。

不動産仲介と買取りの違い

不動産取引などを行ったことが無い人は、不動産仲介と買取りの違いがよく判らない事もあるでしょう。

何も考えずにどちらか選んでしまうと、後から不動産を安く売り過ぎたとか時間がかかりすぎる事もあるのです。

こちらでは不動産仲介と買取りの違いをご紹介しますので参考にしてください。

不動産仲介とは?

不動産仲介とは、売主と買主の間に不動産業者が入り、売買仲介をするものです。

売主が不動産業者と媒介契約を締結し、業者は広告などを出して売主の不動産を買いたい人を募集します。

買主で不動産を気に入った人が不動産業者に連絡を取り、内見などをして購入を決めるのです。

不動産業者は、売主に連絡し売主と買主の間で売却契約をさせます。

このように売主と買主の間に不動産業者が入り取引をするのが不動産仲介です。

不動産業者は取引を成立させることで仲介手数料を売主から受け取ります。

不動産買取りに比べると売主の希望価格に近い金額で売ることが可能ですが、なかなか売却できない事も多いです。

不動産買取りについて

不動産仲介は、売主と買主の間に業者が入りますが、不動産買取りの場合は、売主と不動産業者の直接取引になります。

一般的な不動産業者は、仲介と買取りも行っているのです。

不動産業者は、買取りの場合、素早く対応してくれる事も多く、家の売却もスムーズに行えるのが魅力になります。

ただし、売主の希望価格より安くなることがほとんどで、相場の7割程で買い取るという事もあるのです。

確実に不動産を売却できるものの、買取り価格が低くなる可能性があります。

不動産には買取り専門業者がある

不動産業者の中には、中古不動産物件の買取り専門業者があります。

このような買取り専門業者は、買取り実績が多く、他の一般的な不動産業者より高く買ってくれることもあるのです。

もしも、仲介ではなく、最初から不動産買取りを希望されるならば、不動産買取り専門業者を探してみるのも良いでしょう。

不動産仲介と買取りのメリットとデメリット

不動産を売却しようと考えた時、不動産業者から仲介と買取りの提案をされる事もあります。

どちらにしようか迷ってしまうならば、仲介と買取りのメリットとデメリットを比べてみましょう。

それぞれの特徴が判るので選ぶ時に役立ちます。

不動産仲介のメリットとデメリット

不動産仲介のメリットには次の様なものがあります。

  • 売主が価格を決められる
  • 買取りより高く売れる

不動産は高額な取引になるので、少しでも高く売りたいという人が多いです。

不動産仲介にすると売主に価格決定権がある為、不動産業者の査定額以上の価格を設定する事も可能です。

自分の希望売却価格を死守したい売主は、不動産仲介が良いでしょう。

不動産仲介のデメリットには次の様なものがあります。

  • 時間と手間がかかる
  • ずっと売れない可能性もある

不動産仲介では、不動産業者が積極的に販売活動を行ってくれないと売れない事が多々あります。

売主が価格を決める事が仲介では可能ですが、価格が高すぎるとなかなか売れません。

また、売れるまでに何度も契約するなど手間がかかります。

不動産買取りのメリットとデメリット

不動産買取りのメリットには次の様なものがあります。

  • 価格が合えばすぐに不動産売却ができる
  • 不動産業者に売るので買主と会う事も無い
  • 手間や時間がかからない

不動産買取りは、不動産を早く現金などに変えたい人にはピッタリです。

不動産査定の際、不動産業者の査定額で納得すれば数日で振込してもらえることもあります。

確実に不動産を処分したい人には、仲介より買取りが良いのです。

不動産買取りのデメリットには次の様なものがあります。

  • 買取り価格は不動産業者が決める
  • 売却価格が仲介より低い
  • 後から後悔しても遅いことがある

買取り価格はあくまで不動産業者が決めます。

売主は希望価格をいう事はできますが、価格を決定するのはあくまで不動産業者です。

買取り価格は、相場の7割くらいになります。

買取り契約後にやっぱり仲介が良いと思ってもできないですので、よく考えてから買取りにするかどうか決めた方が良いです。

不動産仲介と買取りはどちらが早いのか?

不動産を売却したいなら仲介と買取りでどちらが早く売れるかもポイントになります。

例えば、海外赴任が3か月後になっている場合、それまでに売りたいと思うことがあるでしょう。

こちらでは、不動産仲介と買取りの流れを確認しながら、どちらが早く売れるのかを比較してみます。

不動産仲介の流れ

不動産仲介は、まず、売主が不動産業者を決める所から始めます。

不動産業者を決めたら、査定をしてもらいますが、査定金額は売主が決める事もでき、媒介契約を締結します。

不動産業者は、広告などを出して、不動産の買主を募集し説明や内見をするのです。

買主が気に入ったら、価格交渉に入ります。

売主と買主の間で不動産業者が価格調整を行い、双方納得したら売買契約です。

買主からお金が振り込まれて不動産の引き渡しを行います。

不動産買取りの流れ

不動産買取りも仲介と同じく、売主が買取り業者を探して査定してもらいます。

ネットを利用しているとある程度の査定金額が判りますが、現地査定で正式な買取り金額がでます。

売主がその金額で納得すれば売買契約成立となり、お金が振り込まれ、引渡です。

素早く不動産を売ることが買取りではできます。

不動産の状況によって仲介か買取りを決める

不動産を売却する際、それぞれの物件や売主によって状況が違います。

様々な売却ケースの中から事例を上げながら仲介か買取りの参考にしましょう。

急いで売却したいなら買取りが良い

Aさんの事例

Aさんは、10年前に1戸建ての家を購入しました。

家を購入時には家族4人で暮らしていたものの、子供たちが独立し夫婦2人だけとなったのです。

会社の仕事で海外転勤となり、5年間は戻ることができなくなりました。

夫婦で話し合った結果、賃貸などで家を貸すより不動産業者に買取りしてもらう事にしたのです。

最初から買取り専門業者に依頼して買取り前提だったので、連絡してから売却するまでに短期間でOKでした。

転勤の前に家具等も処分し身軽になって海外赴任したのです。

ローンも売却価格で完済できただけではなく、ある程度の余裕を持って海外に引っ越すことができ、家が無いのでセキュリティや維持費の心配もいらなくなりました。

このようなケースでは、いつ売れるか判らない仲介より買取りで正解だったのではないでしょうか?

少しでも高く売るなら仲介が良い

Bさんの事例

定年退職後、田舎暮らしを決意したBさんは、家を売却する事にしました。

田舎では、中古の物件を購入しリフォームしようと考えていましたが、まだ、どこにするか決めていません。

少しでも家を高く売って余裕資金を持ち、その金額次第で家の購入を考えていたのです。

不動産業者と話し合った結果、専属専任媒介契約を交わして買主を探してもらいました。

数人の購入希望者が、家の内覧などを行い、Cさんが購入するという事で決定したのです。

Cさんの都合で数ヶ月の期間があったので、その間に移住先を見つけ、リフォームし、引っ越しました。

希望金額に近い価格で売れたので、余裕を持って田舎暮らしができるようになったのです。

Bさんの場合、急いで家を売る事情も無かったので、次に住む場所をじっくり選ぶ事もできました。

Cさんも仕事の関係で数ヶ月待ってもらえたため、スムーズに話がまとまったのです。

不動産業者は仲介手数料が入りますし、売主は高くで売れ、買主も自分の都合に合わせて引渡ししてもらえたので、それぞれ仲介によりメリットが大きい取引でした。

まとめ

不動産仲介と買取りは、どちらが良いか?と考える人も多いです。

しかし、どちらにもメリットとデメリットがあるので、物件や売主次第で、どちらが良いのか違ってくるのではないでしょうか?

早く売りたいから買取りにするという人もいらっしゃいますが、仲介にした時と数百万円差があったとしたら、早く売ってしまったことに公開するかもしれません。

不動産業者のいいなりになって仲介や買取りを決めるのではなく、どちらが自分に壱番メリットがあるかという事を考えて選んでください。

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