戸建てとマンション、どっちが売却しやすい？売るためのコツとは？

不動産売却を検討されている方の中には、売れなくて困っているという人もいるのではないでしょうか？

そもそも、戸建てとマンションのどちらの方が売れやすいのか？気になる人もいらっしゃいます。

こちらでは、戸建てとマンションのメリットとデメリットの他、どちらが売れやすいのか？売る為のコツについてもご紹介しましょう。

戸建てとマンションのメリットとデメリット

まずは、戸建てとマンションのメリットとデメリットを比較してみましょう。

戸建てとマンションには、それぞれメリットとデメリットがあります。

どちらも比較してみて、自分の家族にピッタリな方を選ぶと良いでしょう。

マンションのメリットとデメリット

マンションには次のようなメリットがあります。

マンションには次のようなデメリットがあります。

マンションのメリットは、何といっても安さと便利さです。

ただし、集合住宅でマンションごとの規約がある為、戸建てより自由度は下がります。

戸建てのメリットとデメリット

戸建てには次のようなメリットがあります。

戸建てには次のようなデメリットがあります。

戸建ての大きなメリットが、自由度が高く、自分の都合に合わせられるということです。

家族が増えたり減ったりすることで増改築を行うのもスムーズですしプライバシーが尊重されやすい状況になります。

マンションに比べると土地と建物になる為、費用は高くなり自己責任が重くなるデメリットもあるでしょう。

戸建てとマンションどちらが売りやすい？

戸建てとマンションのメリットとデメリットを比較してみましたが、どちらが売りやすいのでしょうか？

個々のケースで立地条件や築年数も違う為、売りやすいとか売りにくいとかありますが、こちらでは、具体的にどちらが売りやすいのか考えてみましょう。

戸建ての方が比較的売りやすい

上記のメリットとデメリットを比較されるとお判りになると思いますが、戸建てとマンション、どちらが売りやすいと思われますか？

結論から言うと、マンションよりも戸建ての方が売りやすいです。

戸建ての場合、建物だけではなく土地もあるので資産価値が高くなります。

マンションは、立地条件に大きく左右されますが、戸建ての場合、少々交通の不便な所でも売れます。

このような事を考えると、立地条件が良いマンションは売れますが、それ以外は戸建てに比べると売れにくいのです。

不動産業者からしても戸建ての方が需要も多いので売りやすいでしょう。

都市部はマンションも売りやすい

居住環境の整っている都市部と地方では、戸建てとマンションの売れ行きも異なりますが、都市部に関してはマンションの方が売りやすいです。

なぜなら、都市部は土地価格が高い為、なかなか戸建ての家を購入するのが難しくなっています。

その為、手頃な金額のマンション需要は大きく、立地条件が良く設備が整っているマンションは、すぐに完売してしまうのです。

ある程度資産を持っている方は、都市部でも戸建てを希望しますが、大多数が予算的な面でマンションを選んでいます。

地方は戸建てとマンションの選択肢が無い

地方でも、市町村の中心地では、戸建てとマンションの需要もあります。

しかし、地方でも市街地以外の場所では、マンションが無いという所も多く、自分の持ち家を買うなら戸建てしか選択肢が無いのです。

つまり、戸建てで中古か新築を選ぶ事になります。

マンションは、人口が多く土地単価が高い場所に建つ傾向にあり、土地が安い地方でも市街地外なら建てても需要が無いのです。

地方で市街地以外ならば戸建てが圧倒的に多いでしょう。

戸建てとマンションを売却するコツ

戸建てやマンションをお持ちの方で、売却を検討されている人も多いですが、コツはあるのでしょうか？

こちらでは、戸建てとマンション、それぞれの売却するコツについてご紹介します。

マンション売却のコツとは？

マンションは、売りに出してから実際に売却されるまで、半年位かかることは珍しくありません。

特に古いマンションや問題があるマンションは売れるまでにかなりの時間を費やす事になるでしょう。

マンション事態に問題があり売れない事もあるのですが、売却の仕方が悪く売れないケースも見られます。

特に、内覧の際、オーナーが言わなくても良い事を言ってしまったために売れないケースがあるのです。

例えば、買主はなぜこの家を売りたいのか疑問に思う事もあるでしょう。

売主が、正直にローンが払えないとか、近隣トラブルとか、離婚などのネガティブな理由を言うと、買主は購入意欲が無くなることもあります。

住み替えとか、仕事の都合など、ポジティブな理由で手放したいならば、買主も減滅することはありません。

マンション売却時には、できるだけポジティブな対応をしましょう。

戸建てを売る為にやった方が良い事

戸建てを売却したいとお考えなら、やっておいた方が良い事がいくつかあります。

その一つがプチリフォームです。

中古の戸建てを購入希望の方は、限られた予算内で少しでも条件の良い物件に住みたいという希望があります。

そういう買主の気持ちを考えて、壁紙や障子やふすま、畳などは綺麗にリフォームしておくと印象が良くなるでしょう。

また、家に住んでいる人がいつも通り掃除するより、プロのハウスクリーニングを受けておいた方が良いです。

内覧で女性は、隅々まで掃除されているかどうかチェックする事もあります。

住んでいる人は気がつかない臭いの素なども無くなるので、見に来た方は、気に入ってくれるでしょう。

得意の不動産業者を見つける

戸建てとマンションを売るポイントには、その物件に合った業者を選ぶというのもあります。

不動産業者は、不動産なら売却だけではなく賃貸も扱いますが、得意不得意があるのです。

例えば、マンション売却が得意な業者に戸建ての物件を売りに行っても、高くで買ってくれません。

戸建てばかりを多く扱っている業者に戸建てを売却すると、高い上に早く売れることもあるでしょう。

その不動産業者のホームページを見れば、どのような物件を取り扱っているか判ります。

不動産業者自体が、「マンションならうちにおまかせください！」と言っている事もありますので、そういう業者にマンションなら売った方が良いでしょう。

戸建てとマンションを売る為に必要な事

戸建てとマンションを売る為にはどのような事が必要でしょうか？

初めて、戸建てやマンションを売るという人も多いですが、失敗しない為にもぜひ参考にしてください。

売却の為に必ずやっておく事

戸建てにしてもマンションにしても、不動産を売却したいなら次の様なことを必ず行ってください。

住んでいる状態で内覧を行う事もありますが、家の中に荷物が多くてコンセントの数も判らないという事がよくあります。

特にマンションでは、部屋数が少ない上に荷物が多いと悪い印象となってしまうでしょう。

本気で売却したいなら、不動産査定時と内覧の時、荷物がたくさんある状態はおすすめできません。

トランクルームに荷物を預けるなどの対策が必要です。

ある程度、部屋の掃除を内覧時にされる方がほとんどですが、人によって掃除の価値観が違う為、自分ではきれいだと思っていても、人から見ると汚れている場合もあります。

プロのハウスクリーニングならこのような問題は解消できるのです。

内覧の際に、女性は水回りを入念に見て周ることがあります。

どこか壊れている状況では、それだけで購入を止めてしまうこともありますので、修理や点検を行っておいた方が無難です。

部分的なリフォーム

戸建てやマンションを売る時に、全面リフォームされる方もいらっしゃいますが、リフォームすれば売れると思っていたら大間違いです。

確かに、リフォームしてキレイになっているなら印象は良くなりますが、価格が高くなるという保証はありません。

つまり、3千万円の家を500万円かけてリフォームしても、3,500万円で売れる保証はないのです。

家を購入したい方の中には、自分でリフォームしたいという人も多いです。

売主が選んだ水回りより、自分が住むのだから自分が良いと思う設備を付けたくなります。

リフォームを行うならば、傷んだ床や壁紙、生活感が残る場所や壊れている水回りなど部分的に行った方が良いです。

まとめ

一生そこに住むと決めて戸建ての家やマンションを購入されても、何らかの事情で売却しなければならない事は多いです。

もしもの事を考えて、購入時にどちらを選んだら良いのか？少し考えてみるのもよいでしょう。

なかなか、戸建てとマンションが売れないという人もたくさんいますが、ちょっとした工夫で早く売れることもあります。

不動産業者と相談しながら、どのような事を行えば売れるのかしっかり検討する事が重要です。