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空き家を更地にする費用は?売却時にメリットはある?

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空き家を更地にする費用は?売却時にメリットはある?

空き家付きの土地をお持ちの方は、どのような方法を行えば土地を売ることができるのでしょうか?

一つの方法としては、空き家を解体して更地にするという手段もあります。

こちらでは、空き家付きの土地を売りためにどのような事をすればよいのか?

更地にした場合のメリットについてご紹介します。

空き家付きと更地で不動産を売る時の違い

不動産売却には様々な形がありますが、空き家付きの土地が売られていることも多いです。

購入する人によっては、空き家付きの土地を候補に入れないのですが、空き家付きの土地と更地で売る時の違いがあるのでしょうか?

どっちが良いのか?空き家付きの土地と更地の違いについてご紹介します。

空き家が付いている不動産のデメリット

空き家付きの土地を売ろうとするけど、なかなか売れないという人がいらっしゃいます。

なぜなら、空き家付きの土地はデメリットが多いからです。

空き家を使う人は別ですが、空き家でも古い場合、人が済めない場合もあります。

そのような家は解体が必要なので、土地と建物で購入し解体費用まで掛かるのです。

また、空き家を壊さないとならない為、すぐに土地が使用できません。

このような事から空き家付きの土地は購入されたがらないのです。

空き家に価値があるかどうか?

空き家付きの土地を買う人は、空き家に価値があると思っている人です。

例えば、空き家が築10年程の家なら、まだ住めるため、そういう家を探している場合もあります。

しかし、空き家が築20年以上経過していて、大幅なリフォームをしないと住めない場合、解体して新築した方が良いと考えます。

空き家は価値が低い場合、解体費用がかかる為、更地の方が良いと考える人もいるのです。

更地にするとどれくらい上がる?

古い空き家付きの土地を購入するより、更地の方が良いという人も多いですが、更地にすると空き家付きより、いくらくらい値段が上がるのでしょうか?

空き家の大きさや土地の広さ、土地の立地条件などによって、更地にした場合上がる金額が変わってきます。

例えば、築30年程の古い住宅の場合、解体しないと土地自体利用価値がありません。

家を解体し、解体費用はかかりますが、土地自体の価値はグンと上がるのです。

値上がり幅はそれぞれ異なりますが、50万円とか100万円以上値段が上がる事もあるでしょう。

解体費用を更地しい引いても空き家があるより高い事が多いので、不動産業者に確認した方が良い土地も多いです。

空き家付き土地を更地にする費用

空き家を更地に使用かどうか迷っているならば、更地にする為の費用を調べてみましょう。

一般的に空き家を壊す費用は坪単価で表されますが、次のような費用が相場になります。

  • 木造・・・・・・・・・2万円から3万円
  • 鉄骨・・・・・・・・・3万円から4万円
  • 鉄筋コンクリート・・・4万円から5万円

例えば、30坪の木造の家を解体する場合、30坪×3万円として90万円になります。

同じく30坪でも鉄骨造の家だと30坪×4万円で120万円です。

このように家の解体費用は、家がどのような造りになっているかで異なります。

母屋と離れがあったり、庭に別棟の小屋があったりすると、追加料金になることもありますので、複数の解体業者に見積もりをもらってから決めると良いでしょう。

土地を整備して更地にする

空き家付きの土地を更地にする為には、解体も必要ですが整地しなければならない場合もあります。

整地は解体業者が行ってくれることは少なく、他の業者に頼むことになります。

土地の広さや盛り土をしたり、逆に土を削ったりするので費用は様々です。

簡単な聖地なら、10万円程で済むこともありますし、クレーンなどが入って土を運搬するような場合、100万円以上かかることもあるのです。

整地してキレイな更地にした方が売れやすいので、不動産業者と相談して整地するかどうか決めましょう。

更地にするメリット

空き家付きの土地を更地にすると様々なメリットがあります。

手間はかかるし費用もかかるので、更地にしないという人もいますが、メリットを確認してから決めてください。

更地にすることが自分のメリットになることも多いのでご紹介しましょう。

家を建てたい人が更地を探している

不動産を探している人の中には、空き家で中古物件を探している人もいますが、最初から土地だけ購入して、新築の家を建てたいという人も多いです。

このような方は、ネットで土地を調べる時に、空き家付きの土地は候補にすら入っていません。

空き家に住むことを想定していない為、最初から除外されています。

更地を探している人が古い空き家付きの土地を探している人より、圧倒的に多いのです。

売買価格が上がる

売主にとって空き家付きの土地を更地にする一番のメリットが売買価格の上昇です。

解体しなければならない空き家がある土地なら、必ず、不動産業者から更地の提案をされます。

空き家の状態や土地の状況にもよりますが、更地にした方が数百万円上がる場合もあるのです。

数百万円売買価格が上がるなら、家の解体費用も捻出できますので、更地にした方がお得という事になります。

ほとんどの場合、古い空き家付きより更地の方が高く売買されますので、業者に確認してから解体するかどうか決めてください。

土地の管理がしやすい

空き家付きの土地を更地にするメリットには、土地の管理がしやすくなるという面もあります。

どうしても空き家があると、空き家のメンテナンスから行わなければなりません。

しかし、空き家を解体し更地にしてしまえば、土地だけの管理になります。

家の修繕などの費用が不要になり金銭面でも管理がしやすくなるのです。

更地にした方が売りやすい理由

空き家付きの土地を更地にするとなぜ売れるのでしょうか?

こちらでは、更地にすると売れやすくなる理由について考えてみましょう。

すぐに土地を使える

不動産を欲しいと思っている人は、できるだけ早く土地を決めて家を建てたいとか、利用したいと思っています。

そのような人が空き家付きの土地を見てもすぐに使える土地とは思わないのです。

空き家付きの土地だと、まずは、空き家の解体が必要になります。

費用がかかるし、手間もかかるのですぐに使える更地の方が良いと考えるのです。

空き家を解体する手間が省ける

空き家付きの土地より更地が良い理由は、ズバリ空き家の解体だという人も多いです。

空き家付きの土地を多少安く購入できても解体費用がかかっては何にもなりません。

それよりも更地なら解体業者に見積もりをもらったり依頼したりする手間も省け時間もかからず効率的です。

土地を欲しい人と交渉しやすい

家を新築したいと思っている人は、空き家付きの土地を探すことがまずありません。

つまり、更地しか探してないので、土地を欲しいと思っている人に巡り合うチャンスが増えるのです。

また、解体予定の空き家がある土地より、更地の方が交渉しやすいでしょう。

不動産業者も更地にすることを勧める事が多いのも売買交渉がスムーズにいくからです。

まとめ

土地の売買では、空き家が付いているかどうかで大きく価格が変わってきます。

空き家の解体や整地など、手間がかかる事が多いですが、更地のメリットが大きいのは言うまでもありません。

古い空き家付きの土地より、更地の利用価値が高い為、立地条件の良い場所では、更地の物件が出ると、競争になることもあるのです。

まずは、査定の際に、空き家を解体して更地にした方が良いのかどうか、不動産業者に相談してみましょう。

不動産業者もできるだけ早く売りたいので、適切なアドバイスを行ってくれます。

解体費用など多少費用がかかりますが、空き家付きより高く売れれば問題ないのです。

空き家の価値が無いと判断したら、早めに更地にすると良いでしょう。

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