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古い家を売るときのリフォームの必要性とどの範囲まで行えばいいのか?

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古い家を売るときのリフォームの必要性とどの範囲まで行えばいいのか?

家を売却するのが難しい時代ですが、古い家だと更に難易度が上がります。

古い家を売りたい場合、リフォームが必要だと言う不動産業者も多いのですが、本当でしょうか?

もし、古い家をリフォームする場合、どれ位が相場になるのでしょうか?

こちらでは、古い家をリフォームする場合のポイントや具体的な費用についてご紹介していきます。

古い家を売る為に行うこと

古い家を所有している人は、どのようにして売却すればよいのか頭を悩ませることもあります。

築年数が古ければ、それだけ売れる可能性が低くなります。

古い家を売る為には、どのようなことを行えばよいのか?考えてみましょう。

築何年かでリフォームするか決める

まず、自分が所有している古い家が築何年なのか調べてみましょう。

最近は、ご両親が亡くなって遺産として家を相続するケースも増えています。

古い家だから売れないと考える前に、リフォームして売ることを考えると良いです。

リフォーム箇所も築年数によって変わってきます。

10年から15年程の築年数で家の状態も良い場合、壁紙や水回りのリフォームで良い場合も多いです。

築30年を超える場合は、土台を残して全面的に改装しないといけない場合もあるでしょう。

このように、古い家を売りたいなら、築年数によってどれくらいのリフォームをするのか検討してください。

本当にリフォームが必要か検討する

古い家を所有している人によっては、全面的なリフォームをしないと売れないのではないか?と審判している人がいます。

確かに、古い家はリフォームした方が売れやすいですが、一部分で良いのか全面的に必要なのかも状態によって違います。

特に、数年前にリフォームしているような場合なら、リフォームが必要ない事もあるのです。

売却しようとしている家の状態を、専門の人に見てもらい、リフォームが必要かどうか聞いてみるのも参考になります。

築10年以上なら設備のリフォームをする

新築で家を建て、築10年以上経っている家を売る場合、家自体のリフォームは必要ない場合もありますが、設備のリフォームが必要な場合もあるでしょう。

なぜなら、家に備え付けられているトイレやお風呂、台所などの設備の寿命は、おおむね10年程だからです。

つまり、古い家を購入して引っ越して来た人が使った時に故障する可能性が高くなるのです。

中古で家を売った場合、数年は売主に瑕疵責任がある場合も多いので、設備だけはきちんとリフォームして売却した方が良いでしょう。

古い家のリフォーム範囲

古い家をリフォームして売ろうと思った時、どの範囲まで行えばよいのか迷う事もあるでしょう。

リフォームのやり方によっては、売主がかなり損をすることもあるので、リフォーム範囲は重要になります。

古い家とはいえ、自分が住むのではなく売却するならば、必要最低限の範囲のリフォームを検討した方が良いでしょう。

こちらでは、どのような場合にどの範囲までのリフォームが必要かご紹介しておりますので、ご覧ください。

全面リフォームを行う

古い家を売る時に、全面リフォームして売却しようと考えている人は、基本的に少ないです。

なぜなら、リフォーム費用は売主負担になるからです。

全面的なリフォームの場合、かなりの金額がかかります。

リフォーム自体も売主の趣味になりますし、それを買主が気に入るかどうかも判りません。

古い家を売る時に全面リフォームは避けた方が無難です。

水周りだけのリフォーム

築10年以上の古い家を売る場合、水周りだけはリフォームして新品にする人もいます。

家の設備の中でも、トイレ、風呂、台所などの水回りは、女性が最も注目する場所です。

つまり、水回りがキレイな家は、全体的な印象としてキレイな家ということになります。

ただし、お風呂とトイレと台所リフォームで数百万円かかる場合もあるので、どこまでの無いようにするのか考えてみましょう。

プチリフォームで済ませる

古い家の中でも比較的状態が良いならば、プチリフォームで済ませるケースも多いです。

プチリフォームとは、部屋の壁紙を変えたり、ふすまや障子、畳を取替えたり、印象が残る部分のみ簡単なリフォームをやります。

別荘など生活感があまりなく、設備費用も少ない場合はプチリフォームで良い場合もあるでしょう。

リフォーム費用はどれ位かかるのか?

古い家売却する為にリフォームを検討しているなら、どれ位の費用がかかるのか心配ではないでしょうか?

こちらでは、リフォームする際にどれ位の費用が必要なのか具体的な金額をご紹介していきます。

リフォーム費用の相場

リフォーム費用を検討するならば、まず相場を把握しておきましょう。

相場は、リフォームする場所によって異なりますが、家の中か外かで大きく分かれます。

屋内のリフォーム相場は次の通りです

  • トイレ・・・20万円から40万円
  • お風呂・・・50万円から120万円
  • キッチン・・50万円から100万円
  • リビング・・50万円から100万円
  • ダイニング・50万円から100万円

屋外のリフォーム相場は次の通りです。

  • 屋根・・・・50万円から100万円
  • 外壁・・・・100万円から150万円
  • 玄関・・・・50万円から100万円
  • 玄関周り・・50万円から100万円

これらの金額は、あくまで相場なので、この金額より安い値段でリフォームしている人もいますし、更に高い金額でリフォームしている人もいます。

ただし、これくらいの価格帯でリフォームを行うケースが多く、それなりの金額を出さないと良いリフォームができないという事もお判りになるでしょう。

あれもこれもリフォームしてしまうとものすごい金額になってしまいます。

自分が住むなら別ですが、古い家を売却する為にリフォームするならば、水回りや外壁の実など、ポイントだけリフォームすることをおすすめします。

リフォームした分高くすると売れなくなることもあるので、生活に困らない程度にしておくのが、売却する時のリフォーム原則です。

水回りのみのリフォーム費用

家の中で生活していくうえで、誰もが利用するのが水回りです。

古い家でも、水回りをきちんとリフォームしている場合、家を探している人の印象はとても良くなります。

なぜなら、古い家でも水回りが新品なら購入したいという人が多いからです。

水回りであるトイレやキッチン、お風呂などは、生活の跡が残りやすく、前の住人の生活を感じる場所ですが、リフォームすることでそれが無くなります。

特にお風呂やキッチンは、女性が一番気になる所なので、ここがリフォームされていると売却の可能性が飛躍的にアップするでしょう。

予算が決まっているけど古い家をリフォームして売却したい場合、水回りのみのリフォームを検討してください。

古い家はリフォームした方が高く売れるのか?

古い家をリフォームしようかどうか迷っている人は、お金をかけてリフォームした方がそもそも高く売れるのか?と思っていることがあります。

古い家でも、立地条件がとても良い場合、リフォームしなくても売れる事がありますし、古い家を安く買って自分でリフォームしたいという人もいるのです。

ただし、こういう人はごく一部で、古い家を見に行った時の第一印象で決めるのがほとんどなので、リフォームしてキレイな状態に越したことはありません。

やはり、リフォームした方が古い家の場合高く売れやすいと思ってよいのです。

できるだけ今までの生活感を取り除き、家の設備などを使いやすくするリフォームを行えば、古い家でも売却する事はできます。

まとめ

古い家は、ほったらかしていてもなかなか売れません。

古い家だからこそ売却する為の工夫が必要になります。

一番の工夫がリフォームと言えるのではないでしょうか?

家の印象を格段にアップさせ、その家で将来的な生活が想像できるようなリフォームをすれば、売却するのも夢ではありません。

ある程度のリフォーム費用を出しても古い家を売る時はキレイにしておいた方が良いのです。

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